下肢虚血重症化予防のために



レーザ光を非観血的に人体組織に照射し、組織(皮膚表面)からの反射光を電気信号に変換・処理することで、微小循環(細動脈、細静脈、毛細血管)の皮膚灌流(血流量)を計測する国産(開発・設計・製造)のレーザ血流計です。
本装置のコア技術であるセンサープローブには国産の専用超小型光センサー素子を用いており、プローブヘッドを小型・薄型・軽量化に成功することでアーティファクト(ノイズ)が少なく安定した測定を実現しました。
本体もモバイル性に適したわずか135gと軽量であり、リチウムイオン充電池を内蔵することでバッテリ駆動が可能です。
また、レーザ血流計「ポケットLDF」で計測された血流データは、専用のポケットLDFレコーダーやフットチェックViewerなどで表示・保存することができます。
よって、レーザ血流計「ポケットLDF」を用いることで微小循環における血流量を非観血的に測定し、血流障害(血栓、狭窄、機械的損傷等)の程度の評価を支援することが可能です。
世界初の小型センサーの開発によりアーチファクト(ノイズ)に強い事から、従来のレーザ血流計に比べて動的ノイズを低減し、従来の光ファイバーケーブルから銅線ケーブルを用いる事でコスト抑制も大きく改善し、ファイバーの折れによる故障の心配もなくなりました。
また、本体も「手のひらサイズ」である事から、従来の据え置き型のレーザ血流計に比べ、持ち運びが可能となり、測定データもBluetoothによる無線通信を使う事で有線形式のデータ管理が不要になりました。
さらに、パソコンに事前にセットアップされた無償アプリ「フットチェックViewer」などで波形確認や記録が行えます。
このコンパクトサイズが従来のモデルと比べても、さまざまな診療シーンでご活用いただける事になり、末梢血流をより計りやすい環境を提供できることになりました。
D207 | 体液量等測定 |
2 | 血流量測定、皮膚灌流圧測定、皮弁血流検査、循環血流量測定(色素希釈法によるもの)、 電子授受式発消色性インジケーター使用皮膚表面温度測定 |