1990年にJMSに入社し、研究職からのスタートでした。その後、工場に異動して品質管理に携わる中で、日々生産性の向上をタイムリーに実現する現場での仕事にとてもやりがいを感じ、天職に巡り会えたような気がしたのを覚えています。幸いにも、以来ずっと工場勤務を継続し、2019年に千代田工場の工場長に就任しました。弊社初の女性工場長ということで、プレッシャーもありましたが、「やるしかない!」という気持ちが大きかったですね。こうして新たな道ができたことで、多くの女性社員が「自分も挑戦してみたい」と思うきっかけになればとても嬉しいです。工場長として心がけているのは、メンバーの声をじっくり聞くこと。立場上、以前ほどフランクに接してもらえないのは少し寂しいですが(笑)、いろいろな相談を受ける機会が多くなりました。「品質は工程で作り込まれる」という言葉があるように、品質を左右するのは、工程に関わる一人ひとりの意識と行動の積み重ねです。だからこそ、現場の声を聞き、困りごとを拾い、メンバーが自分の仕事に誇りを持てる環境を整える。それも私の重要な役割です。これからも人の声に耳を傾けながら、JMSが確かな品質のもと医療業界に貢献できるよう、ものづくりの現場を支えていきたいと思っています。
そんな私は山あいの地域で家族と暮らし、農作業やご近所付き合いが心のリセットになっています。帰宅すると、愛犬の“ムギ”が出迎えてくれるのも毎日の癒しです。
幼い頃は病気がちで、医療に助けられることが多い子どもでした。そのせいか、ずっと臨床工学技士になりたいと思っていたのですが、作る側ならより多くの患者さんに貢献できると考え、今の道へ。入社後は人工心肺関連の開発に携わり、試作が形になり、認可を得て世に出ていく。その一つひとつが開発者としての喜びでした。一方で、品質異常対応を任されたときには、医療現場の厳しさを痛感しました。現場で叱責を受けながら、改めて医療従事者の方々の想いを肌で感じた経験は、私の仕事観を形成した大きな出来事です。今年の4月に、デバイス開発室の室長に就任しました。想定外の抜擢でしたが、チームをまとめる上で大切にしているのは、徹底したコミュニケーションです。自分だけで判断せず、経験豊富なメンバーの知見にも頼りながら、より良い製品を生み出すことができれば。日本の医療業界は今、大きな変革期にあります。だからこそ情報収集を怠らず、必要なものをタイムリーに出し続けることが重要です。ものづくりへの情熱と、率直な意見をくださる医療従事者の方々への敬意。その両方を忘れずに、これからも開発の最前線に立ち続けたいと思っています。
仕事以外では、2人の息子の野球とサッカーに付き合う週末が楽しみです。気づけば近所の子どもたちと一緒になって、公園で走り回っていることも(笑)。平日は頭を使い、週末は体を動かす。そのバランスが、仕事への活力になっています。